2008年3月16日日曜日

食の祭典・・・フーデックス




3月13日幕張メッセで開催されているフーデックスに行ってきた。毎年3月に開催される食品・飲料の展示会であるが、兎に角規模がでかい、日本中の食関連企業や各県の食材、日本に食品を売り込みたい世界中の企業や生産者が集まるのだ。
毎年顔を出すが狙いは世界中のワインの試飲、日本中のお酒の試飲・・・お昼前から夕方までイタリアワインにはパルマハム、スペインワインにはハモンイベリコ、マッコリには本場キムチ、焼酎には焼きあご・・・飲めや喰えやの大盤振る舞いとは行かないが、試飲試食でお腹いっぱい・・・ただ胃袋を満足させるために行くのではない。毎年新しい発見がある。

今年はエキストラバージンオリーブオイルのテイスティングのセミナーに参加した。30人ほど入る会場が満員である。講師はシチリアから来たオイルの専門家○○氏・・・オリーブオイルのテイスティングは五感を総動員して見るのだと・・「色」を見て、「香り」を嗅ぎ、最後に味を見る。

色は黄色から緑色まである、深い緑色が新鮮なオリーブの色だと言う、香りは33〜34度ぐらいに温めると最も香るのだ(オリーブオイルを注いだ紙コップを温めるように片手で持ち、香りを閉じ込めるためにもう一つの手のひらで蓋をする数分温めて手のひらを外し、コップに鼻を突っ込んで一気に吸引する。)3つのサンプルでテイスティング・・確かに全然違う、日本で出回っている多くのオリーブオイルと称されるものは本場ではオリーブオイルとは呼べない代物である。ホンモノは本当にオリーブの香りがする。

さて、最後の味見に入る・・オリーブオイルには甘みと塩分は全くなく、酸味もほとんどない、あるのは苦みと辛味であると言うオリーブオイルの特徴から講義に入る。この特徴を持つオリーブオイルを味わうために舌の構造から説明をされた。舌先で甘みを感じ、側部で塩味と酸味を感じる。肝心の苦みは舌の奥で感じるのだ。とするとどうやってテイスティングするのか・・・舌の先にオイルを乗せる感じで口に含み、「いー」の口をして、「シー」と音を立てて息を吸うのだ、おじさん族が爪楊枝を使いながら「シーハー」やるその「シー」を思いっきりやるのだ。まず教壇の先生が「シー」参加者30名があとに続いて「シーシーシー」
前の通路を通る人々が振り返る・・・それでも「シーシーシー」・・・この方法で舌先から奥までオイルが舌を這い上がって行く、オー苦みと辛味を感じる。これがオリーブオイルの味なのだ、オリーブオイルの98%〜99%は脂質で残りの1〜2%にポリフェノールや葉緑素が含まれている、これが味を作るのだ・・・良質のオリーブオイルは「シーシー」とやると舌の奥で苦みと辛味を感じる、デパートなどのイタリア展やギリシャ展で試飲をしているからやってみて欲しい、違いが解ります。あとは好みで苦みの強弱、辛味の多少で選択する。

今年も良い勉強ができました、それにそれに毎年の楽しみでもある各国、各店ブースのお奇麗なお姐さん達、今年のミスフーデックス(これは筆者の独断と偏見です)タイランドの美女二人、韓国マッコリの冴水さん。番外編でサモアのラグビー選手のような立派な美男子(?)二人・・・食の祭典なのに食品の写真が無くてごめんなさい。

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