2008年5月8日木曜日

映画の楽しみ方



立川での仕事を終え、ちょうど観たかった映画「ゼアウィルビーブラッド」を上映していたので観る事にした。チケットを買おうと思うと、既に上映開始されているので入れないと断られた・・・まだ10分しか経っていないし、別に困らないから入れて下さいとお願いしたが、だめだった。

最近の映画館は入れ替え制になっていて、すっごく不便だ。父は映画が大好きな人で、僕も子供の頃から良く映画に連れて行かれた。父は映画の途中でも平気で入り、次の回の観たところまで観て出る。いつもこんな見方で、当時は嫌だった。しかし、いつの間にか僕自身も映画はどこで入っても平気になった。もともと映画はカット事に撮り、最後に編集する。だから途中から観ても、頭の中で編集すれば良いのだ。時にはディレクターズカットよりも良い物になる場合もあるかも。

入れ替え制だと空いた時間に好きな映画を観る事ができない、上映時間に合わせなくてはならないから、自分の都合で観られないのだ。これはなんとかして欲しい。

どうしても観たかったので、次の上映まで3時間、時間をつぶすことにした。ゆっくりと昼飯を喰い、古本屋で本を買い、電気量販店でPCを見て、街をぶらぶら・・・まだまだ時間がある。しょうがないので喫茶店に入った。ルノワールだ。この喫茶店はあちこちにあるが、どこも広いスペースとゆったりとしたソファーが売り物だ。学生時代には体育館と呼んで重用していた。紅茶を飲みながら本を読んでいると、後ろの座席から独特のイントネーションでの話し声が聞こえて来た。茨城弁だ・・・何とも愛嬌のある訛だ、この言葉を話す人は悪い人に思えない、不思議な訛、この訛を使って人をだます事はできないような気がする、振り向くと、50代のおばさんが楽しそうに話している。底抜けに明るい茨城訛の井戸端会議を聞いているうちに映画の始まる時間になった。

ゼアウィルビーブラッド・・アカデミーショー主演男優賞、撮影賞を取った、大好きなダニエルデイルイス主演の映画だが、壮大な舞台の割りに、力が入り過ぎ、今ひとつ深い感動が無かった。少々腰砕けでした。残念。。。

写真は立川駅の立川中華街「孫」で食べた海鮮お粥と大根とホタテの饅頭、まあまあです。

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