2008年7月19日土曜日

那智勝浦の生まぐろ























仕事で那智勝浦に行って来た。紀伊半島の南東端にある温泉と漁業の町である。

延縄漁法による生マグロの水揚げ日本一の町である・・・他にも世界遺産の熊野古道、高さ日本一の那智の大滝、多くの温泉や風光明媚な海岸線・・まだまだある、最近ではホエールウォッチングも、隣町は鯨で有名な太地町。

今回は農水省の補助事業で新しいビジネスモデルを推進しているマグロ業者の視察に行った。

しかし、那智勝浦は遠かった、東京から新幹線のぞみで名古屋まで1時間45分、名古屋から特急に乗り紀伊勝浦まで4時間半・・約6時間の行程です、お陰で本が2冊読めた。羽田から南紀白浜へ飛行機で飛んで、あとはレンタカーと言う行き方もあるが、この時期1日2本しかなく、時間が合わなかったことと、委託先の財団法人の予算の問題か???ま、久々にゆっくり電車の旅ができたので、それはそれで良かったのだ。

さて、当日は夕方現地入り、まずはホテルに、一緒に行った財団の担当者が取ってくれたのは、ホテル浦島?どこかで聞いた事がある、それに旅費は限られているから、いつもはビジネスホテルなのに、大丈夫なのかと心配になる、それとなく聞いてみると、ビジネスホテルと変わらない料金だって・・・ほっとした。

さて、ホテルについてびっくり、なんと島全体がホテルなのだ、渡し船で島へ渡り、フロントで手続きを済ませ、部屋に案内されるが、なんと超長〜〜いエスカレーターで島の頂上にある棟へ、地上33階だと・・・さて、荷物を置いてまずはマグロを食べに。

町の小さなお店に案内され、マグロの町でしかお目にかかれないような、内蔵ものや卵などなど食べました。いつものように酔っぱらって写真を撮るのを忘れてしまいました。

そのかわり、翌日早朝に市場に行き、マグロ漁船から揚ったばかり、セリ前のマグロを撮ってきた、また、新鮮なマグロの見分け方も伝授された。ここでこっそり教えちゃいましょう・・・でも、まぐろ1本買う事なんてないから、余り役に立たないかも。

さて、近海マグロ漁は出漁してだいたい1ヶ月の行程なんだそうだ、だから、はじめに獲れたまぐろと帰る間際に捕れたマグロでは1ヶ月の時間差が・・・だから鮮度の違いがあるのです。遠洋マグロ漁は船内で急速冷凍するから変わらないけど、近海の舟では、チルド保存だから。

人もマグロも目は口ほどにものを言う・・らしい。。。写真のマグロを見て下さい。目が青っぽく透き通っているのは新鮮なやつ、それに引き換え、誰かさんのように、濁った目をしたのは・・一目瞭然です。

それから、それから、朝青龍のだめ押しは、えらなの、えらが赤いのが新鮮で、日が経つと白っぽくなってくる、これで一発で解ります。ちなみにこの写真のマグロはメバチマグロです。本マグロは冬から春に掛けて揚るのだ。次回はこの時期に行きたい。

さて、さて、翌日は那智の滝へ行ったり、隣の太地町に7年来のお付き合いをしている鯨の仲買さん(〆谷さん)訪ねました・・これはまた明日書こうかな。

と言う事で、那智勝浦は本当に風向明媚なところで、海岸線を車で走っていると、兎に角奇麗でした。伊豆と似ているけど、もっと自然が残っていて、人も素朴で明るいし、温泉も良いし、また行ってみたい。


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